問1 ガスの燃焼及び伝熱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ガスの燃焼方式は、赤火燃焼式やブンゼン燃焼式等があり、ガスと空気が混合する場所や一次空気量によって大別される。
(2)実際のガス機器では、理論空気量だけでガスを完全燃焼させることはできず、20~40%の過剰空気が必要である。
(3)濃淡燃焼バーナーは、ブンゼン式バーナーとセミブンゼン式バーナーを交互に配置した構造となっている。
(4)ブンゼン燃焼式の外炎では、内炎で発生した中間生成物が二次空気と接触することによって反応が進む。
(5)伝熱の一形態である対流は、流体の運動により熱が移動する現象である。
答え(3)
濃淡燃焼バーナーは、ブンゼン式バーナーと全一次空気式バーナーを交互に配置した構造となっている。
問2 ガスの燃焼に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ブンゼンバーナーでは、インプットの高い範囲で燃焼させた場合、一次空気量を上げるとリフティングが発生し、下げると不完全燃焼が発生するという燃焼特性を有する。
(2)火移り不良は、一部の炎口のつまり等で炎口と炎口の間隔が開きすぎている時にも発生する場合がある。
(3)イエローチップの炎でガス機器を使用していると、すすが熱交換器等に付着して不完全燃焼の原因となるおそれがある。
(4)ブンゼンバーナーでは、ガスの組成変化によりウォッベ指数が小さくなると、不完全燃焼が発生するおそれがある。
(5)ブンゼンバーナーでは、バーナー部分が高温になり、そこを通る混合ガスの温度が極端に上昇すると、フラッシュバックが発生する場合がある。
答え(4)
ブンゼンバーナーでは、ガスの組成変化によりウォッベ指数が大きくなると、不完全燃焼が発生するおそれがある。
問3 家庭用ガス温水機器に関する次の記述のうち、いずれも誤っているものの組合せはどれか。
イ 自己診断機能には、給排気通路の閉塞状態ではファンの風量が少なくなり、ファンモーターに流れる電流値が小さくなる特徴を利用する方法がある。
ロ 燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気筒で屋外に排出する方式のふろがまをBF式ふろがまという。
ハ Q機能を搭載した瞬間湯沸器では、冷水サンドイッチ現象を緩和し、安定した湯温を得ることができる。
ニ 元止め式瞬間湯沸器は、湯を使用する場所に取り付けられ、湯沸器の出湯管から直接湯を使う機器である。
ホ 給湯能力が20号の瞬間湯沸器では、10°Cから40°Cに昇温させたお湯を毎分20L供給できる。
(1)イ,ハ (2)イ,ホ (3)ロ,ニ (4)ロ,ホ (5)ハ,ホ
答え(4)ロ,ホ
ロ ×
燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気筒で屋外に排出する方式のふろがまをCF式ふろがまという。
ホ ×
給湯能力が20号の瞬間湯沸器では、10°Cから35°Cに昇温させたお湯を毎分20L供給できる。
(※20号の瞬間湯沸器は、水温を25°C上昇させたお湯を1分間に20L出湯する能力を有している。)
問4 家庭用ガス機器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)こんろに装備される中火点火機能は、点火時の着衣着火火災を防止するためのものである。
(2)オーブンは、庫内温度が調節でき、高温(250°C〜300°C)の熱風を循環させて、短時間に多量の調理ができる。
(3)ファンヒーターは、転倒したり強い衝撃が加わったとき、ガスを遮断し火災を防止する転倒時安全装置を搭載している。
(4)FF式暖房機の排気筒外れ検知装置には、微少電流導通検知の方法が用いられている。
(5)回転式ドラム乾燥機は、乾燥センサーに接触した衣類の温度を測定して、湿り具合を判断している。
答え(5)
回転式ドラム乾燥機は、乾燥センサーに接触した衣類の抵抗値を測定して、湿り具合を判断している。
問5 業務用ガス機器及びコージェネレーションシステム(CGS)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)業務用厨房に設置される排気ダクト接続型の半密閉式瞬間湯沸器には、一般的に排気温度センサー、排気あふれセンサー及びCOセンサーが搭載されている。
(2)パルス燃焼式フライヤーは浸管式の一種で、ガスの燃焼にパルス燃焼を採用しており、熱交換器部分の面積を大幅に小さくすることができる。
(3)遠赤外線暖房に利用される遠赤外線は、途中の空気を暖めることなく、直接身体や床、壁等に浸透し暖める性質を持っている。
(4)都市ガスを用いる代表的なCGSには、ガスエンジン式、ガスタービン式及び燃料電池式がある。
(5)固体高分子形燃料電池(PEFC)は、作動温度が約700°Cと高く、起動や停止に対する耐久性が低いため、原則として連続運転になる。
答え(5)
固体高分子形燃料電池(PEFC)は、作動温度が100°C以下であり、比較的起動停止が容易なシステムである。
問6 換気及び一酸化炭素(CO)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)自然換気における空気の流れを起こす力の種類には、風圧を利用したものと、空気の温度差によって生じる浮力を利用したものとがある。
(2)ガスこんろ上部の排気フードは、こんろ上面から 1000 mm 以上に設置されなければならない。
(3)高層住宅等では、外風圧の影響により換気風量が大きく変動するため、シロッコファン等の高静圧な換気扇を使う必要がある。
(4)自然換気回数は、一般的に次式で表される。
自然換気回数(回/h)= Q / V
Q:自然換気量(m³/h) V:室の容積(m³)
(5)都市ガスの燃焼に必要な酸素の不足等により、燃焼反応が終結しないと、反応途中の物質として CO が発生する。
答え(2)
ガスこんろ上部の排気フードは、こんろ上面から 1000 mm 以下に設置されなければならない。
問7 ガス機器の給排気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)合計インプットが 6 kW を超える開放式ガス機器を調理室以外の部屋に設置する場合、その部屋には機械換気を設ける必要がある。
(2)CF式機器を設置する際、現場状況に合わせて一次排気筒及び二次排気筒ともに適切な長さに現場で加工調整する必要がある。
(3)BF-W式機器の設置に際しては、給排気部が壁を貫通する箇所に隙間があってはならない。
(4)FF式機器には、BF式機器と同様、外壁式、チャンバー式及びダクト式がある。
(5)既存のBF式機器の給排気筒トップ穴を利用して、壁貫通部に設置するタイプの RF式機器がある。
答え(2)
CF式機器を設置する際、一次排気筒は機器の一部のため加工調整してはいけない。
問8 ガス機器の安全装置、点火装置及び制御装置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)調理油過熱防止装置は、現在販売されている 2 口以上の家庭用こんろの全口に搭載することが義務化されている。
(2)不完全燃焼防止装置に使用されている CO センサーには、固体電解質式、接触燃焼式及び半導体式がある。
(3)温水機器の空だき安全装置には、水位スイッチ式や水流スイッチ式等がある。
(4)瞬時点火装置では、熱電対の起電力が十分に発生するまでの間、コンデンサーの放電電流によりガス弁を開状態に保持している。
(5)比例電磁弁は、コイルに流れる電流による電磁力により弁を制御し、連続的にガス量を調節するものである。
答え(3)
温水機器の空だき防止装置には、水位スイッチ式や水流スイッチ式等がある。
問9 ガス栓、接続具及び警報器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ガスソフトコードをコンセント口のガス栓に接続するためには、ガス栓用プラグを用いる。
(2)ヒューズガス栓のヒューズボールがガスを遮断する流量を、ヒューズ作動流量といい、ヒューズガス本体に表示されている。
(3)ガス小型湯沸器は、強化ガスホースで可とうガス栓と接続できる。
(4)空気より軽い都市ガスを検知するガス警報器は、ガス機器から水平距離で 8 m 以内の同一の室内に設置しなければならない。
(5)業務用換気警報器は、人体に一酸化炭素の悪影響が及ぶおそれのある環境に達した場合にのみ警報を発するという警報ロジックを採用している。
答え(1)
ガスソフトコードをコンセント口のガス栓に接続するためには、ゴム管用ソケットを用いる。