付臭

ターシャリーブチルメルカプタン(TBM)、テトラヒドロチオフェン(THT)、ジメチルサルファイド(DMS)のうち、閾値が最も低いのはDMSである。

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現在使用されている付臭剤は、主にターシャリーブチルメルカプタン(TBM)、ジメチルサルファイド(DMS)、テトラヒドロチオフェン(THT)等の単一使用であり、これらを混合したものは使用されない。

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付臭剤に求められる要件として、きわめて低い濃度でも特有の臭気が認められること、土壌透過性が低いこと等がある。

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ジメチルサルファイド(DMS)は、比較的土壌透過性が高く、一般に単独で使用される。

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ターシャリーブチルメルカプタン(TBM)、ジメチルサルファイド(DMS)、シクロヘキセンのうち、比較的土壌透過性が高いのはTBMである。

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ターシャリーブチルメルカプタン(TBM)、ジメチルサルファイド(DMS)、シクロヘキセンは、いずれも構成元素に硫黄(S)を含む。

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蒸発式付臭設備の設置場所は、圧力、温度の変動が小さく、管内ガス流速が小さいところが望ましい。

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蒸発式付臭設備では、蒸発した付臭剤の混合比率を一定に保つことが困難なため、一般的に混合付臭剤を使用することは適当でない。

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付臭剤貯蔵タンク、受入設備、注入装置等の設備は、密閉した付臭室内に設置することが望ましく、室内はやや正圧にして換気する。

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滴下注入方式は、比較的規模の大きい付臭設備に最適な注入方式である。

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付臭剤は、一般に存在するにおい(生活臭)とは明瞭に区別でき、ドキッとさせるインパクトを持った警告臭であり、極めて低い濃度でも特有の臭気が認められる必要がある。

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付臭設備を密閉した室内に設置する場合は、換気のために室内に吸い込む外気を活性炭等で十分に脱臭する必要がある。

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付臭方式のうち、液付臭方式は、原料LNGの液中に直接付臭剤を注入する方式である。

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臭気濃度とは、試料ガスを無臭の不活性ガスで徐々に希釈していった場合に、感知できる最大の希釈倍数をいう。

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ガスの臭気濃度は、低すぎると漏えいを検知しにくくなることがあるが、高すぎても特に問題は生じない。

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液体注入方式の1つであるポンプ注入方式は、 小容量のダイヤフラムポンプ等により付臭剤を注入する方式で、ガス量の変動に対応してポンプの吐出バルブの開度を変化させ、ガス中の付臭剤濃度を常に一定に保つことができる。

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蒸発方式の付臭設備では、沸点が大きく異なる付臭成分を混合した付臭剤を使用した場合、各成分の蒸気圧が異なるため均一な付臭が難しくなる。

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パネル法は、あらかじめ適正に選定された臭気の判定者4名以上により、においの有無を判定し、ガスの臭気濃度を求める方法である。

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