基礎理論【乙種】ボイルシャルルの法則、気体の状態方程式 全6問

ボイルシャルルの法則

1.


一定質量の理想気体を圧力100kPa、温度300K、体積30m^3の状態から、圧力400kPa、温度400Kの状態にした時の体積(m^3)として最も近い値はどれか

  • ⑴10
  • ⑵20
  • ⑶30
  • ⑷40
  • ⑸50

正解!正解!

不正解!不正解!

⑴10

ボイル・シャルルの法則より
P•V=n•R•T
100×30=n×R×300
n•R=10…①
400×V=n•R×400
①より
400×V=10×400
V=10

気体の状態方程式

2.


ボンベから、流量4.48m^3/hで1時間気体を使用すると、質量が0.4kg減少した。ボンベに入っていた気体はどれか。ただし、気体は理想気体とする。

  • ⑴水素
  • ⑵プロパン
  • ⑶メタン
  • ⑷窒素
  • ⑸酸素

正解!正解!

不正解!不正解!

⑴水素

4.48(m^3/h)×1(h)×10^3(L/m^3)/22.4(L/mol)
=200(mol)
上記より
0.4(kg)/200(mol)
=2(g/mol)
1(mol)=2(g)なのは水素

3.


ボンベから、流量6.72m^3/hで30分間気体を使用すると、質量が2.4kg減少した。ボンベに入っていた気体として、次のうち、最も適切なものはどれか。ただし、気体は理想気体とし、流量は標準状態(温度0°C、圧力101325Pa)における値とする。

  • ⑴水素
  • ⑵メタン
  • ⑶エタン
  • ⑷プロパン
  • ⑸酸素

正解!正解!

不正解!不正解!

⑵メタン

流量6.72m^3/hで30分間気体を使用した場合、
6.72m^3/h×0.5h
=3.36m^3
=3360L
アボガドロの法則より
3360(L)/22.4(L/mol)
=150mol
質量が2.4kg=2400g
2400(g)/150(mol)
=16(g/mol)
メタンは分子量16(g/mol)

4.


温度27℃、圧力830kPaで質量11kgの二酸化炭素の体積(m^3)として最も近い値はどれか。ただし、気体は理想気体とし、気体定数R =8.3J/(mol•K)とする。

  • ⑴0.1
  • ⑵0.25
  • ⑶0.5
  • ⑷0.75
  • ⑸1.0

正解!正解!

不正解!不正解!

⑷0.75

CO2:1mol=44g
11 (kg)/44 (g/mol)
=0.25 (kmol)
P•V=n•R•T
830×V=0.25×8.3×(27+273)
V=0.75

5.


温度27°C、圧力240kPaのメタンの体積が415Lであるとき、このメタンの質量(kg)として、最も近い値はどれか。ただし、メタンは理想気体とし、気体定数R=8.3J/(mol•K)とする。

  • ⑴0.064
  • ⑵0.32
  • ⑶0.64
  • ⑷3.2
  • ⑸6.4

正解!正解!

不正解!不正解!

⑶0.64

気体の状態方程式より
PV=nRT
n=PV/RT
n=(240 kPa×415 L) / {8.3×(27+273)K}
≒40 mol
16×40
=640g
=0.64kg

6.


プロパン22kgを27°C、100kPaで完全に気化させた場合の体積(m^3)として、最も近い値はどれか。ただし、プロパンは理想気体とし、気体定数は8.3J/(mol•K)とする。

  • ⑴10
  • ⑵12
  • ⑶16
  • ⑷20
  • ⑸34

正解!正解!

不正解!不正解!

⑵12

PV=nRT
V=nRT/P
プロパン22kgは500mol
V=500×8.3×(27+273)/(100×10^3)
V=12.45 m^3
V≒12 m^3