ガス主任技術者試験の難易度•合格率は?自身の合格体験から勉強時間・攻略法を解説!

はじめに

 これからガス主任技術者試験を受験しようと考えている方、受験するか悩んでる方に向けて、私自身の合格体験から甲種・乙種・丙種それぞれに合わせた勉強方法や勉強時間など解説させていただきます。

ガス主任技術者試験についてご理解いただき、短期間の効率的な勉強で合格を掴み取るのはいかがでしょうか。

ガス主任技術者とは

ガス主任技術者(がすしゅにんぎじゅつしゃ)とは、ガス事業(小売・導管・製造)の用に供するガス工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、設置者がガス事業法上置かねばならない保安のための責任者である。

Wikipedia

 ガス工作物を扱う現場では、この資格を有する者の中から、ガス主任技術者を選任し事業場ごとにガス工作物の工事、 維持及び運用に関する保安の監督をさせる必要があり、現場ではガス主任技術者は現場では欠かせない存在です。

甲種・乙種・丙種の違い

現場での違い

 監督できる現場の範囲が異なります。

甲種ガス主任技術者免状:ガス工作物の工事、維持及び運用
乙種ガス主任技術者免状:最高使用圧力が中圧及び低圧のガス工作物の工事、維持及び運用、特定ガス工作物及び当該特定ガス工作物に係るガス工作物の工事、維持及び運用
丙種ガス主任技術者免状:特定ガス工作物及び当該特定ガス工作物に係るガス工作物の工事、維持及び運用

一般財団法人 日本ガス機器検査協会

と記載されております。
甲種に合格すれば乙種・丙種の範囲も監督することができ、乙種に合格すれば丙種の範囲も監督することができるようになります。

試験での違い(出題内容)

・マークシート試験
甲種試験:5つの文章の中から間違っている文章が何個あるかを探す
乙種・丙種試験:5つの文章の中から間違っている文章を1つ探す。
(一部例外問題もあります)

甲種の出題形式では、「正しい文章や間違っている文章を問題文の中から何個あるかを探す」という、1つのミスも許されない解答形式になるため難易度が一気に上がります。

甲種 出題例

 法令で規定されている用語の定義及び事業の届出に関する次の記述のうち、 誤っているものはいくつあるか

イ 「ガス事業」とは、ガス小売事業、一般ガス導管事業、託送供給事業及びガス製造事業をいう。

ロ 「小売供給」とは、 一般の需要に応じ導管によりガスを供給すること(特定ガス発生設備においてガスを発生させ、導管によりこれを供給するものにあっては、一の団地内におけるガスの供給地点の数が70以上のものに限る。)をいう。

ハ 「液化ガス」とは、常用の温度において、圧力が0.2MPa以上となる液化ガスであって、現にその圧力が0.2MPa以上であるもの又は圧力が0.2MPaとなる場合の温度が35℃以下である液化ガスをいう。

ニ メ夕ンを主成分とする13Aのガスグループに属するガスを供給する導管であって、内径が200mm未満であり、かつ、ガスの圧力が0.5MPa以上5MPa未満の導管であって、製造所等の構外における総延長が15km を超えるものは、「特定導管」である。

ホ ガス製造事業を営もうとする者は、経済産業省令で定めるところにより、ガス発生設備及びガスホルダーにあっては、 これらの設置の場所、種類及び能力別の数を、経済産業大臣に届け出なければならない。

乙種 出題例

 法令で規定されている用語の定義及び事業の届出に関する次の記述のうち、いずれも誤っているものの組合せはどれか

イ  「ガス事業」とは、ガス小売事業、一般ガス導管事業、託送供給事業及びガス製造事業をいう。

ロ  「小売供給」とは、一般の需要に応じ導管によりガスを供給すること(特定ガス発生設備においてガスを発生させ、導管によりこれを供給するものにあっては、一の団地内におけるガスの供給地点の数が70以上のものに限る。)をいう。

ハ  「液化ガス」とは、常用の温度において、圧力が0.1MPa以上となる液化ガスであって、現にその圧力が0.1MPa以上であるもの又は圧力が0.1MPaとなる場合の温度が35°で以下である液化ガスをいう。

ニ メタンを主成分とする 13Aのガスグループに属するガスを供給する導管であって、内径が200mm未満であり、かつ、ガスの圧力が0.5MPa以上5MPa 未満の導管であって、製造所等の構外における総延長が15kmを超えるものは、「特定導管」である。

ホ ガス製造事業を営もうとする者は、経済残業省令で定めるところにより、ガス発生設備及びガスホルダーにあっては、これらの設置の場所、種類及び能力別の数を、経済産業大臣に届け出なければならない。

⑴イ、ロ ⑵イ、ハ ⑶ロ、ニ ⑷ハ、ホ ⑸ニ、ホ

丙種 出題例

 法令で規定されているガス事業法の目的、用語の定義等に関する次の記述のうち、いずれも誤っているものの組合せはどれか

イ この法律は、ガス事業の運営を調整することによって、ガス事業者の利益を保護し、及びガス事業の健全な発達を図るとともに、ガス工作物の工事、維持及び運用並びにガス用品の製造及び販売を規制することによって、公共の安全を確保し、あわせて公害の防止を図ることを目的とする。

ロ  「ガス事業」とは、ガス小売事業、一般ガス導管事業、特定ガス導管事業及びガス製造事業をいう。

ハ ガス小売事業を営もうとする者は、経済産業大臣の許可を受けなければならない。

二 「液化ガス」とは、常用の温度において、圧力が0.2MPa以上となる液化ガスであって、現にその圧力が0.2MPa以上であるもの又は圧力が0.2MPaとなる場合の温度が35℃以下である液化ガスをいう。

ホ 高圧ガス保安法中高圧ガスの製造又は販売の事業及び高圧ガスの製造又は販売のための施設に関する規定は、ガス事業及びガス工作物については、適用しない。

⑴イ、ロ ⑵イ、ハ ⑶ロ、ホ ⑷ハ、ニ ⑸ニ、ホ


・論述試験
甲種と乙種と共に同じ問題が出題
丙種のみ一部別の問題が出題

合格率

2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
甲種6.6%10.5%20.5%10.2%17.6%
乙種11.6%16.6%23.4%17.1%20.8%
丙種17.0%24.2%28.3%25.9%22.7%

上記の表を見ると法改正があった年などは合格率が低くなることがわかります。

また、記念受験の方も一定数いらっしゃいますので、しっかり勉強して受験に来ている方の合格率は数字より高いと思われます。

ガス主任技術者試験に合格するメリット・デメリット

メリット① 就職・転職が有利に

 ガス主任技術者試験では、ガスに関する幅広い知識を得ることができ、この資格を保持していると都市ガス会社、プロパンガス会社の両方を含むガス関連企業への就職・転職に有利になります。
また、ガス会社は社会インフラを取り扱う為、不況に強くほとんどの地域にある為、転職や移住を検討している方にはうってつけの資格になります。また、AIにより奪われる仕事でないと位置づけされており定年まで勤め上げることができます。

メリット② 収入の増加

 ガス会社ではガス主任技術者の資格保有や選任などで数千円〜数万円の報奨金や手当が付く会社がほとんどです。
ガス業界は年功序列の会社が多いので、収入の増加に繋がると共に仕事の幅が広がりますのでキャリアアップにも直結します。
また、合格しなくてもガス主任技術者試験の知識は日々の業務に直ぐ生かすことができますので、一読しておくだけでも十分な価値があります。

デメリット 多くの勉強時間が必要

 ガス主任技術者はガス業界の中で最高峰の資格です。他にも「液化石油設備士」や「高圧ガス製造保安責任者」、「ガス消費機器設置工事監督者」などガスに関する資格は様々ありますが、数多くあるガスに関する資格の中でも最も難しく多くの勉強時間を要します。

甲種免状の取得を目指す方は1年目に乙種試験に合格し、翌年に甲種試験合格を目指す2年計画で合格を目指した方がいいとも言われております。

実際に受験してみた結果、合格後の感想

実際に合格した年の勉強時間

 私の場合は、乙種試験の勉強から始め、合格までに必要な勉強時間は100時間前後とされていますが、自分には100時間では足りないと考え300時間程勉強しました。
その結果、

乙種マークシート:200/230点正答率87%
・甲種マークシート:190/230点正答率83%
で合格しました。

4〜8月:1日2時間程度(週5日)
9月:平日は2時間、休日は4時間
を目安に勉強を続けました。
1年目の乙種試験に向けて勉強に励んだ時と、2年目の甲種試験に向けて勉強に励んだ時の勉強時間は、変わらず300時間程度です。

合格ライン60%に対し、80%以上の正答率で合格したので、自分のように1年目で乙種試験合格し、2年目で甲種試験の合格を目指す場合は、300時間も勉強する必要はなく、効率良く勉強を進められれば200時間程度でも合格可能だったという印象です。

使用したテキスト

  • ガス主任技術者試験問題解説集
  • ガス事業関係法令テキスト 平成31(2019)年版
  • 都市ガス工業概要(基礎理論編)
  • 都市ガス工業概要(製造編)
  • 都市ガス工業概要(供給編)
  • 都市ガス工業概要(消費機器編)

 以上の6冊の参考書は必須です。

過去問を解いて解説を読んでもわからない時は上記の参考書で調べて理解する必要があります。

こちらの参考書は『一般社団法人 日本ガス協会 発行図書オンラインショップ』のみの取り扱いになります。Amazon等では取り扱っておりませんのでご注意下さい。
出費を抑えたい方は、フリマアプリで探すといいかもしれません。その場合は、できるだけ発行日が新しいテキストをご購入してください。
※ガス事業法は頻繁に更新されますので、法令テキストだけは必ず最新ものをご購入してください。くれぐれも法令改正前のテキストを購入されないよう注意してください。

実際に立てた勉強計画

 実際に自分が立てた勉強計画をお見せします。
甲種と乙種どちらも同様の以下の計画を立て受験しました。
甲種・乙種どちらを受験する場合も、出題される内容は余り変わりませんので、両方の問題を解くことにしてました。(※出題形式は異なります。)

  • 4月:マークシート過去問題集5年分 法令
  • 5月前半:マークシート過去問題集5年分 法令
  • 5月後半:マークシート過去問題集5年分 基礎理論
  • 6月前半:マークシート過去問題集5年分 基礎理論
  • 6月後半:マークシート過去問題集5年分 ガス技術
  • 7月前半:マークシート過去問題集5年分 ガス技術
  • 8月前半:法令:2周目
  • 8月後半:基礎理論・ガス技術:2周目
  • 9月前半:論述
  • 9月後半:苦手なところを重点的に復習

以上を目安に勉強を進めました。

合格して感じたこと

 受験時に感じていた不安を払拭するため、合格までの多大な勉強時間を費やすことで高得点で合格できたことは嬉しかったです。しかし、その反面「もっとこの資格に関する情報を最初から持っていたら、短時間で合格することができたのでは?」や「日々の隙間時間で勉強することができるツールがあれば効率良く勉強を進められたのでは?」と感じている自分もいました。
 皆様には、私自身の合格体験から短期間の勉強で合格を掴んでいただきたいという思いが、こちらの記事を書かせていただたきっかけになります。

甲種・乙種・丙種どれから受験するべきか

 まず、自分の就職先に資格手当て・報奨金、必要資格などについてご確認ください。甲種免状と丙種免状取得した時の報奨金が同額の場合や、業務内容によっては甲種・乙種のみしか資格手当てが貰えない場合など会社によって様々のようです。
以上を確認していただいた上で、ゆくゆくは甲種資格の取得を目指したいという方で、甲種・乙種・丙種どれから受験しようか悩んでる方は、まずは真ん中の難易度の乙種試験から受験することをお勧めします。
乙種の知識はそのまま甲種試験に使えますので、まず乙種に合格してから翌年に確実に甲種合格を狙うという2年計画で勉強していただければと合格率はかなり上がります。
勉強時間の確保が難しい方や、ガスに関わる知識が全くない方、すぐに資格が欲しい方は、丙種試験の勉強から始めることがオススメです。
勉強時間を十分確保できる方は、受験資格は特に必要ありませんので、最初から甲種試験でも十分合格可能です。

科目ごとの難易度

法令

 マークシート問題の法令がこの試験の中で最も難易度が高い科目になります。また、他の科目の点数が高くても、ガス主任技術者試験では全ての科目で点数をある程度取らないと、足切りされてしまい不合格になってしまいます。
最も多くの時間をかけて勉強しましょう。

出題問題数16問全てに解答。1問5点の80点満点

勉強時間目安:30時間〜

基礎理論

 高校や大学で化学や物理を学ばれた方はさほど勉強する必要はありませんが、過去問と同じ問題の出題率が高く基礎理論は満点解答を狙える科目です。知識の有無に関わらず、満点を目指して勉強しましょう。

出題問題数:15問中10問選択し解答。1問5点の50点満点

文系出身の方:勉強時間目安:30時間〜
理系出身の方:勉強時間目安:15時間〜

ガス技術(製造・供給・消費機器)

 ガス技術問題の出題形式は、27問中20問を選択する形式で、自分の得意科目を多く選び解答することができます。しかし、それぞれ9問中に高難易度の問題が1~2問出題される傾向があります。
例えば、自身が小売事業の業務に携わる方でしたら、製造6問、供給6問、消費機器8問という感じで20問を選択して解答することをお勧めします。自身が携わってる業務の問題を9問を選択するつもりでも、全問正解することは難しいので、3科目(製造、供給、消費機器)を全てを勉強する必要があります。

出題問題数:27問中20問選択し解答。1問5点の100点満点

製造:勉強時間目安:20時間〜
供給:勉強時間目安:20時間〜
消費機器:勉強目安:20時間〜

論述

 論述試験(法令・ガス技術)の勉強は、マークシートの勉強を進めていくと自然と知識が身につきますので、コツさえ掴めば8割以上の点数を取ることができますので、時間をかけない割には多くの点数を稼ぐことができます。

法令35点、ガス技術35点の70点満点

勉強時間目安:20時間〜

勉強方法・勉強時間

どの科目から勉強を始めるべきか

 優先度の高い科目は最も難易度の高い法令ですが、ガス主任技術者試験を初めて受験される方は、まず、ご自身の普段から携わっている業務の科目または、興味のある科目から勉強を始めることがオススメです。内容を理解しやすい上に、途中で挫折されてもガス主任技術者試験の勉強で得た知識は日々の業務で生かすことができるという安心感もあり勉強に取り組みやすいと思います。こちらの勉強が終えた後は法令の勉強をオススメします。

例1:普段からガス製造に関する業務に携わっている方 →製造(ガス技術)から

例2:普段はガスに関する業務に携わることはないが、飲食店でアルバイトの経験がある。→消費機器(ガス技術)から

効率的な勉強方法

 甲種ガス主任技術者試験に合格するには、一般社団法人 日本ガス教会 が発行している「ガス主任技術者試験問題解説集」(以降、過去問題集と呼ばせていただきます)の解答を全て暗記すれば確実に合格できると私は考えております。参考書に掲載されていても過去に出題履歴のない内容は覚える必要はありません。実際に私はそうしました。
 以上より、より多くの問題を解くことが合格の秘訣と考えております。もし、勉強時間の確保が難しい方は、Web問題集やアプリを利用して通勤時間や休憩時間などの隙間時間を有効活用して過去問を一問でも多く解くことを意識してみてはどうでしょうか。

なぜ過去問題集のみで合格可能なのか

理由その①

 既にガス主任技術者試験を勉強したことがある方は、自身が間違えた問題の中で、
「解説を読むとわかっていたのに間違えてしまった」、
「何度も同じ問題で間違えてしまう」
と感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか
このような状況を防ぐには、ひたすら過去問題集を繰り返し出題傾向を理解することが合格への近道となります。(試験問題の作成者が作った罠に引っかからないようにすること)
問題文を読んだ時に、「はいはい、このパターンね」と思えるようになれば合格は目前です。

理由その②

 マークシートの基礎理論では15問の中から10問を選択し解答、ガス技術では27問の中から20問を選択し解答するようになります。
そのため、全問答える必要はなく見覚えのない問題の解答を避け、過去に出題されていた問題のみを選択し解答をすることができます。(法令のみ16問全てに問題を解答する必要があります
特に、甲種の出題形式では、『5つの文章の中から何個の文章が間違っているか(正しいか)解答する』という、1つのミスも許されない形式になり難易度が一気に上がるため、出題傾向を理解することでミスを減らすことが一層大切になってきます。(例外の問題もあります)

実際に合格までに必要な勉強時間

 知識や経験によって、ばらつきはあると思いますが、入社1~2年目の方は、

受験1年目の勉強時間

甲種:300時間以上

乙種:200時間以上

丙種:150時間以上

前年度に一つ下の科目に合格し、一つ上の難易度に今年挑戦される場合の勉強時間

甲種(昨年乙種合格):200時間以上

乙種(昨年丙種合格):150時間以上

が目安になってきます。

他サイトに掲載されている勉強時間は100時間前後で合格可能と記載されていることが多いですが、たった100時間の勉強時間で合格可能であれば、合格率はもっと高くなるはずです。受験者数と合格率から見てもこのくらいの勉強時間が妥当だと思われます。甲種試験を100時間の勉強で合格できる方は、長年業務に携わってこられた方や、才能に満ち溢れている方など一部の方だと考えられます。

試験までの目標

都市ガス工業概要(基礎理論・製造・供給・消費機器)の参考書の中から実際に出題される箇所は一握りです。参考書を隅々読むことは必要ありません。
ですので、過去問題集を中心に勉強を進め、過去問題集に出題された内容を完璧に覚えること目標に勉強を進めることが最も効率的です。

甲種試験を受験される方は、試験直前で、過去問題集5年分の甲種問題を9割以上

乙種試験を受験される方は、試験直前で、過去問題集5年分の乙種問題を9割以上

丙種試験を受験される方は、試験直前で、過去問題集5年分の丙種問題を9割以上

を正解できることを目安にしていただければと思います。

勉強スケジュール

①甲種ガス主任技術者試験を受験される方(乙種免状を取得していない方)

  • 3月:ご自身の携わっている業務のガス技術の科目を1周(例:小売営業の方なら消費機器から)
  • 4月:マークシート過去問題集5年分 法令
  • 5月前半:マークシート過去問題集5年分 法令
  • 5月後半:マークシート過去問題集5年分 基礎理論
  • 6月前半:マークシート過去問題集5年分 基礎理論
  • 6月後半:マークシート過去問題集5年分 ガス技術
  • 7月前半:マークシート過去問題集5年分 ガス技術
  • 8月前半:法令:2周目
  • 8月後半:基礎理論・ガス技術:2周目
  • 9月前半:論述
  • 9月後半:苦手なところを重点的に復習 + 論述

②乙種・丙種ガス主任技術者試験を受験される方、甲種ガス主任技術者試験を受験される方で既に乙種免状取得済みの方

  • 4月:ご自身の携わっている業務のガス技術の科目を1周(例:小売営業の方なら消費機器から)
  • 5月:マークシート過去問題集5年分 法令
  • 6月前半:マークシート過去問題集5年分 基礎理論
  • 6月後半:マークシート過去問題集5年分 ガス技術
  • 7月前半:マークシート過去問題集5年分 ガス技術
  • 8月前半:法令:2周目
  • 8月後半:基礎理論・ガス技術:2周目
  • 9月前半:論述
  • 9月後半:苦手なところを重点的に復習 + 論述

 甲種を受験される方で丙種、乙種免状をお持ちでない方は、3~4月頃から勉強を始め、過去問題集の甲種問題と乙種問題の両問題5年分を解くか、10年分の過去問を解いていただければ合格はほぼ確実と思います。

また、少しでも早めに勉強をスタートすることが合格に繋がりますので、すぐに勉強をスタートできるように準備を進めてみてはどうでしょうか。

出遅れてしまった方はまだ諦めてはいけません。追いつけばいいだけの話ですので今すぐ勉強に始めましょう!

オススメ筆記用具

 全ての試験勉強において、書いて覚えることが最も効率的と言われております。しかし、書き疲れることで集中力が切れてしまっては元も子もありません。

特に論述試験では、過去問一問につき1000文字以上もの解答例を書いて覚える事が大切になってきます。

もし筆記用具でお悩みの方は、私個人的には「三菱鉛筆 シャープペン アルファゲル」は長時間文章を書いても指が痛くなりにくいのでオススメです。
Amazon等の通販で1000円くらいで購入できますので、気になる方は検索してみてください。

結論

過去問の内容を効率よく覚えるが合格への近道

 まず、念頭に置いて頂きたいことはガス主任技術者試験は、一般社団法人 日本ガス教会 様が発行している「ガス主任技術者試験問題解説集を全て暗記すれば確実に合格できます
もし、勉強時間の確保が難しい方は、アプリやWeb上の問題クイズを利用して通勤時間や休憩時間などの隙間時間で、より多くの問題を解くことが合格への秘訣になります。

自身の合格体験から、今後ガス主任技術者試験を受験される方が最短で合格できるように、過去問を中心としたクイズに挑戦できるをWebサイトを作成しました。

日々の隙間時間を生かしつつ無駄な勉強を省くことにより、短期間の勉強で合格を掴み取るのはいかがでしょうか。

会員登録不要かつ無料ですので、ご気軽にチャレンジしてみてはどうでしょうか。